2024年11月24日日曜日

2024年北イタリア旅行記(6−2)ミラノ観光・午後

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午前中はミラの大聖堂と博物館を見学し、近くのパニーニの店でランチにしました。

午後は大聖堂広場から続くヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアに行きました。天井の高い豪華なアーケード街です。


高級ブランド店やおしゃれなカフェがあります。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアの解説はこちらです。
地面の装飾も凝っています。

ガレリアを通り抜けたところに、ミラノ・スカラ座があります。オペラやバレエなど、昔から有名な作曲家の作品が上演されてきました。名門のオペラハウスです。
パリのオペラ座や、パレルモのマッシモ劇場に比べると、意外に質素な入り口です。



スカラ座の中を見学できるので、入ってみました。スカラ座の正面入り口に向かって左側に、スカラ座博物館の入り口があります。
チケットは一般は1名12ユーロですが、65歳以上は8ユーロに割引きでした。







ボックス席からホールを見られました。豪華です!

古楽器の展示もありました。



有名なソプラノ歌手の故マリア・カラスがこの劇場で何度も歌ったそうです。

マリア・カラスの映像や生前のインタビューのビデオ上映がありました。

衣装も展示されていました。
 

暖かい部屋で椅子に座ってゆっくり観ることができたので、良い休憩になりました。トリノもミラノもとても気温が低く、寒かったです。歩いて観光するのには暑いより楽ですが、さすがに寒すぎました。

スカラ座を後にして、今度は徒歩15分ほどの場所にあるサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会に向かいました。
二つの教会が並んで建っています。左側がアッレ・オッサ教会です。どちらも見学無料なので、最初は間違えて右側の教会に入ってしまいました。

この教会は納骨堂が有名です。
無数の骸骨で覆われています。


解説【12世紀中頃、この礼拝堂がある場所には共同墓地がありました。当時、ミラノではペストやハンセン病が流行していて、近くの病院で亡くなった人たちの埋葬場所として、広場に面したこの土地が選ばれたのです。その後、墓地はすぐに手狭になり、1210年には敷地の片隅に遺骨を納めるための小さな小屋が作られました。現在残っている礼拝堂は、この小さな小屋を前身としているのだそうです。現在安置されている骨はさすがに当時のものではなく、戦時中に野戦病院でなくなった人たちのものが使われているのだとか。礼拝堂のある小部屋自体がどことなく物悲しい雰囲気に包まれているのは、若くして亡くなった兵士たちの無念の叫びが込められているのかもしれません。】

それからチケットを売っている店を探して、トラムに乗ってマンションに帰りました。ミラノのトラムも色々なタイプがありました。


部屋で一休みしてから、近所のトラットリアに夕食に行きました。北イタリアの白ワインを飲みながら、地元の郷土料理を楽しみました。

ブラサートという牛肉赤ワイン(バローロ)煮込み。ポレンタというどうもろこし粉のマッシュと一緒に食べます。日本では食べられないお料理で、美味しいです。

ミラノ風カツレツが最高に美味しかったです!

最後はレモンチェロ。

続く。

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