2019年5月31日金曜日

2019年ポルトガル旅行記(3−3)リスボン3日目の夕食

<< 5月8日(水)>>

午前中は母と三人でベレン地区を観光し、午後は夫と二人でサッカースタジアムとアマリア・ロドリゲス記念館に行きました。

一日中雨が降ったり止んだりのお天気でした。でも気温は低くありません。昨年4月のセビリアのように10℃以下になることはありませんでした。

夕食はホテルの近くのポルトガル伝統料理の店に行くことにしました。
Grnja Velha です。

店内は広々としていてタイル装飾の壁や木製の立派な椅子が素敵な雰囲気でした。


ワインはアルバリーニョ種の白ワインを選びました。

 もちろんポルトガルのワインです。産地はスペインとの国境近くのミーニョ川周辺です。
美味しい!
帰国してから調べてみたら、日本でも扱っている代理店がありました。値段は2,700円でしたが送料などを考えると3,000円以上ですね。
この店では15ユーロで出していました。きっとこのあたりのワイン店で買ったら10ユーロ(約1,250円)しないかもね。

メニューに日本語もあったので、魚の種類がわかって良かったです。
先ずはエビのガーリック炒め。白ワインにぴったりで、とても美味しかったです。エビが大きくて新鮮!

私はスズキのグリル。
日本だとスズキは大きな魚を切り身にしたものが多いですが、こちらは小ぶりなものを1匹丸ごとでした。塩だけで焼いてあるので、醤油をかけたら日本の塩焼きですよね。持参したお箸が活躍です。

夫は牛肉のソテーを選びました。食べやすい大きさに切ってあります。

付け合わせの野菜はトマト、ジャガイモ、ニンジンと素朴です。
量が多いので、デザートを勧められても入りませんでした。
お店の人はちょっと残念そう・・・。ご夫婦で切り盛りしているお店のようでした。

他のお客はフランス人やイタリア人でした。観察していると、飲んで食べてデザートまでガッツリ食べていました。すごいなあ〜。

もっと高級なレストランに行けば洗練された料理が出てくるのでしょうが、私達はこういう庶民的な気取らない店が好きです。
15ユーロのワイン込みで、48ユーロでした。

満足してホテルに帰りました。
リスボン三日目は一日中雨に泣かされましたが、無事に終わりました。

続く。




2019年5月30日木曜日

2019年ポルトガル旅行記(3−2)ベンフィカ・サッカースタジアムツアーetc.

 << 5月8日(水)>>

午前中はリスボンから8キロほど離れたベレン地区で世界遺産を見学してきました。
ランチの後、母は休憩です。夕食も部屋で果物を食べることになりました。相当疲れていました。

私達はリスボンのサッカーチームのスタジアムを見学しに行きました。
スタジアムツアーのチケットをネット予約してあったのです。14:30からのツアーに間に合うように、ホテルの近くの乗り場からタクシーで行きました。初めての場所で、どこが入場口かわからないと困るからです。

タクシーの運転手さんに入り口を教えてもらって、無事に到着しました。

ベンフィカのHPはこちらです。
ツアーには私達二人の他に6名ほどが参加していました。案内係りの男性が一人で解説します。ポルトガル語と英語です。

STADIUM

PVP  12,50€10,63€
MEMBER FREE


先ずはスタジアムの全体模型で規模の説明です。

エミレーツ航空がスポンサーですね。チームカラーは赤です。

案内係りのお兄さんです。


チームのマスコットが白頭鷲なので、本物の鷲が飼われています。

 試合の前にはスタジアム上空を旋回するそうです。

昨年のポルトのスタジアムに続いて、リスボンにも来られたので、大満足の夫です。
オフィシャルショップで、サッカー仲間にお土産も買えました。
伝説的名選手Eusebioの銅像の前にて
 スタジアムからバスに乗って次の目的地である「アマリア・ロドリゲス記念館」に向かうことにしました。

グーグルマップを使って、バス停を調べ、道順を辿って行きます。途中のスーパーマーケットでトイレ休憩などしながら、坂道の多いリスボンの街を移動しました。

アマリア・ロドリゲス(1920~1999)はポルトガルの伝統歌謡であるファドの歌手です。
ファドを単なる歌謡曲から国民的な芸術に高めた立役者で、亡くなった時は国葬でした。

彼女の暮らした家がそのまま残されて、記念館になっています。案内係りの若い可愛らしい女性は、英語で説明してくれましたが、得意ではないらしく、時々言葉に詰まっていました。

各部屋に舞台衣装やアクセサリー、ポスターなどが展示されています。どの部屋も素敵なインテリアでした。写真撮影は禁止だったので残念です。アマリアが亡くなった時に飼っていたオウムがまだ元気で、私たちが近づくと鳴いていました。

最後の部屋は年表や勲章などが飾られたひと部屋で、ここだけは撮影できました。
アマリア・ロドリゲスの解説はこちらです。



アマリアは何度も日本に公演に来ています。


最後にショップでCDを買いました。良い記念です。

それからバスとメトロを乗り継いで、ホテルに帰りました。お土産を部屋に置いてから、二人で夕食に出かけることにしました。

続く。

2019年5月29日水曜日

2019年ポルトガル旅行記(3-1)ベレン地区

<< 5月8日(水)>>

リスボンは朝から雨が降っていました。
この日に観光を予定している世界遺産のジェロニモス修道院やベレンの塔は、リスボンの中心地から8キロほど離れています。昨年は日本人ガイドさんの案内するツアーで路面電車を利用して行きましたが、徒歩の距離が長かったです。
母には無理だと思い、Tuktukトゥクトゥクという乗り物で回るツアーを申し込みました。

午前10時にホテルまで迎えにきてくれ、ベレン地区を回って、12時にホテルに帰ってくるプランです。15,000円と、ちょっと高めでしたが、長く歩けない母と一緒なのでしょうがないです。タクシーをチャーターすることも考えましたが、私がトゥクトゥクに乗った事が無く、乗ってみたかったのです。

時間通りに英語の上手な運転手さんが迎えに来てくれました。年配の男性でした。

雨なのでビニールの幌をかけてあります。天気が良い時は、オープンカーになります。

 夫が前に乗って、私と母は後ろでした。
リスボンの街中は石畳が多く、ガタガタと揺れました。でもベレン地区に近づくと道路が広く舗装されていて静かでした。30分もかからずに、ジェロニモス修道院に到着。

世界遺産でもあり、リスボンで一番の観光名所なので、入口はとても混んでいました。無料で入場できるサンタマリア教会だけ見学します。修道院全体を見ようとすると、1日かかるそうです。昨年も教会だけでした。

 狭い入り口に観光客が殺到して、大変です。入場整理する係員が居なくて、混乱しています。

 ようやく中に入れました。
 教会の祭壇にお祈りする母。



1年ぶりに見る ヴァスコ・ダ・ガマの棺です。

棺の横には彼が航海に使ったであろう帆船が彫られています。



 こちらは国民的詩人カモンイスの棺。昨日訪れたロカ岬のモニュメントに彼の詩が書かれていました。

教会内部は薄暗く、フラッシュ撮影は禁止なのでうまく撮せませんね。



観光客で溢れた教会内部から出るのも一苦労でした。出口が狭いのです。
日本だったら、世界遺産の場所には係員が居て整然と交通整理するでしょうに、ポルトガルの人たちはのんびりしています。観光客も文句も言わずにノロノロと前進していました。
ジェロニモス修道院の解説はこちらです。

修道院前広場の、トゥクトゥクの待っている場所まで行き、次の目的地のベレンの塔に向かいました。こちらも世界遺産です。


 ベレンの塔に着いた時が一番雨足がきつく、風も強かったです。
 傘をさしていられないほどなので、塔の近くには行かずに、写真だけ撮って退散しました。
ベレンの塔の解説はこちらです。

 運転手さんはしきりに気の毒がって、今日は残念だけど明日は良い天気になるよ!と言っていました。

 発見のモニュメントにも寄ってくれたのですが母が疲れてしまって、もう降りたくないと言うので、ホテルに戻ってもらいました。
雨のリスボンの街は渋滞していました。12時過ぎにホテルの近くまで戻ってきました。
 ホテルの横の駐車スペースでドライバーさんと記念撮影です。お疲れ様でした。


ランチはホテルの最上階にあるレストランに行きました。リスボンの街が見渡せます。お天気が良かったらもっと綺麗だったでしょうね!



先ずはサングリアをピッチャーで注文しました。フルーツがたくさん入っていて、アルコール強めの作りでした。美味しかったです。
 夫はオムレツ。

私はキノコのリゾット。大きなキノコがゴロゴロ入っていて、グリーンアスパラガ乗っていて、とっても美味しかったです!

母は、またスープ。ポルトガルのパンも気に入っていました。


エビのサラダも注文しました。

ランチの後、母はお昼寝で、そのまま朝まで部屋で休んでいました。夕食に果物と水を差し入れしました。普段の生活に比べてハードスケジュールなので、わかっていた事とはいえ疲れていました。

私達は午後も観光に出かけました。
二人だけの旅行の時は朝から歩き通しが多いので、ランチにワインを飲むと疲れがどっと出る事があります。でもこの日の午前中は乗り物に乗りっぱなしだったので、元気いっぱいです

続く。