2015年5月31日日曜日

5/9 sat. 南イタリア旅行 第4日目

<< 5月9日(土)>>
この日も朝から良いお天気です。アルベロベッロ(プーリア州)の町外れにあるホテルRamapendulaは、都会にはない瀟洒な造りの素敵な外観です。

ホテルの前には巨大なサボテンが並んでいて、南国に来た感じです。


朝一番にホテルから歩いてアルベロベッロの旧市街を見学に行きました。
踏切を渡って・・・

道すがらに止っていたかわいい三輪自動車。
狭い旧市街の道路では荷物運搬に大活躍です。

日差しがきついので日傘をさしています 


先ずは旧市街の反対側の高台に登って、全体の景観をチェック。
アルベロベッロはトゥルッリという独特の屋根の形で有名な世界遺産の街です。

そして、旧市街へと散策に行きました。ホテルから歩いて10分ぐらいなので、ホテル集合時間まで自由散策でした。
日本人の陽子さんがこの街に住んでいて、ご主人とお土産物屋さんを経営しています。
実際に住んでいるトゥルッリの中を見学させてもらい、地元の名産ソーセージやお菓子等を買いました。
陽子さんのお店の屋上にて

アルベロベッロの街中



それからアルベロベッロを後にして、バスでコゼンツア(カラブリア州)という街までランチに行きました。200キロもあるので、3時間半はかかります。ひたすらイタリアの地図のつま先に向かいます。
途中の休憩ドライブインで地元の方が経営しているチーズのお店に入り、出来立てのリコッタチーズを食べました。ザルからポンとお皿に乗せてくれます。
初体験!おぼろ豆腐のようで、優しい塩味でミルクの香り一杯の美味しいものでした。

水牛チーズのお店

出来立てリコッタチーズ

ランチはコゼンツアにあるホテルのレストランでした。
メニューはペンネアラビアータ、サラダ、鳥のソテー、パンナコッタ。
ワインは地元カラブリアの白ワインを注文してみました。冷えたワインが辛いパスタに合って正解でした。


ペンネアラビアータ。それほど辛くありません。
つくばのイタリアン・ハートランドの方が美味しいかな〜?

鶏料理
ワイルドなソテーで皮がパリパリで美味しかった

パンナコッタ
日本のレストランで出す量の3倍はあります!

食後はまたバスで走り続け、イタリアのつま先・レッジョ・ディ・カラブリアへ向かいます。また3時間位のドライブです。

そこからフェリーでシチリア島に渡るのです。

車窓は美しい田園風景

休憩ドライブインで生絞りオレンジ

さあ!海が見えて来ました!


地中海ですが、ティレニア海とイオニア海の海峡でもあります。

大型のフェリーがたくさん停まっています。対岸のメッシーナまでは15分。


バスごと乗船して、少し船内に出られます。


対岸はシチリアです



無事メッシーナに上陸し、そこから1時間バスで走って、タオルミーナという街のホテルに着きました。
ウェルカムドリンクはアーモンドのリキュール。
海が見渡せるホテルのロビー

Hotel Villa Esperia
夕食はホテルでいただきました。



魚介のリゾット
ワインはシチリアの白です

白身魚のムニエル

デザートはシチリアのオレンジ丸ごと!
夕食後にホテルから歩いて行けるケーブルカーに乗って、タオルミーナの夜景を観に行きました。


写真ではあまり良く見えないけれど、海岸線に沿ってキラキラと綺麗な町並みが見えました。


2015年5月30日土曜日

5/8 fri. 南イタリア旅行 第3日目

<< 5月8日(金)>>

昨夜はマテーラ市内から車で10分程のホテルに宿泊していました。ヒルトンガーデンホテルです。
朝食を済ませてから、夜景を観ただけのマテーラの古代洞窟住居遺跡(世界遺産)にバスで向かいました。

バスの運転手さんと一緒に記念撮影
マテーラ駅の広場でバスを降りてから、いよいよ旧市街に入って行きます。

一度はイタリア政府の政策で廃墟となった街ですが、歴史的価値が見直されて再び人が住むようになり、今では重要な観光スポットです。



この日も朝から晴天で、街歩きには絶好でした。でも暑くて日に焼けました。
入り組んだ路地や坂道を観て歩きます。修復途中の場所も多く、足場が不安定です。

道端のお土産物屋さんで、オカリナの原型のような可愛い陶器の鳥笛を買いました。
素焼きのオカリナも売っていましたが、雑な焼き物で買う気にはなれませんでした。




洞窟住居のことをサッソといいますが、複数でサッシになります。
昔の人がどんな暮らしをしていたのか、古いままの内部を見学させてくれる場所に案内してもらいました。マテーラの紹介


この馬は張り子です。家畜も一緒に住んでいたそうです。
日本の昔の農家と同じですね。

抜けるような青空の下、素朴なマテーラの街歩きを終えて、バスでオリーブ農園に向かいました。マテーラから125キロ、約2時間です。冷房の効いたバスの中で炎天下を歩き疲れた身体が休まりました。

オリーブ農園はオストゥーニという街の近郊チステルニノにあります。
その行程を見学させてもらい、最後は試食もありました。






5代目の経営者Angericaさんと
お店のHP

私はオリーブオイル2種類と、オリーブの石鹸と、赤ワインも買いました。
試飲させてもらって、とても美味しかったのです。
美しいオリーブ農園を後にして、バスで10分ほどの今日のランチのお店に向かいました。
素敵なオリーブ農園の建物

地元料理のお店、Locanda del Ristoro です。お店のHP

オレキエテッレというこのプーリア地方独特のパスタを菜の花とオリーブオイルの塩味調理でいただきました。とっても美味しかったです!別名耳たぶパスタだそうです。形がみみたぶのようだからね。
そして豚肉の唐揚げ。 
 デザートはりんごのタルト。


昼食後はアドリア海の港町、ブリンディジ(プーリア州)に向かいました。この街はローマから続くアッピア街道の終了地点です。そのモニュメントが建っているのです。
アドリア海です。
この海をバックにオカリナでカンツォーネを演奏しました。
動画:ヴォラーレ
この曲の作曲者Domenico Modugno(1928~1994)はこの近くの出身です。
アドリア海の前でこの曲を演奏できて、とても嬉しかったです!
アッピア街道終点の塔
美しいブリンディジの街
まるで絵のようです

ブリンディジを後にして、次は今日の最後の観光場所・レッチェ(プーリア州)に向かいました。レッチェの場所はブーツのような形のイタリアのかかとのあたりです。ブリンディジからは約50キロ。

レッチェに入る門で現地ガイドさんが待っていました。
レッチェは良い石灰岩が産出されることで古代から有名な場所でした。
バロック彫刻の街としても有名です。レッチェの紹介





素晴らしい町並みを散策していると、中世にタイムスリップしてしまいます。
幸い観光客も多くなく、のんびりと地元の人達に混じって過ごせました。
街の真ん中にローマ時代の遺跡があります

サンタ・クローチェ聖堂

見事な彫刻です!!

修復中ですが、見応え十分です

華麗な彫刻の内部

素晴らしい・・・溜息



す・す・すごい!!

レッチェの街中のお洒落なカフェでジェラートを食べました
レッチェの街の思い出に、ネックレスを買いました。
名産のアーモンドの花だそうです。

レッチェを出発して、宿泊するアルベロベッロに向かいました。
盛りだくさんの行程で疲れてしまい、夕食は外に出かけずにホテルで済ませました。
でも、同行の皆様は夜のアルベロベッロに繰り出したとか・・・。