宿泊したローマの空港近くの住宅街のホテルは、緑豊かで閑静な場所でした。
印象に残ったのは立派な松の木が多い事でした。今回の旅の中では常に松が見えていたように思います。
同行のツアーメンバー6名とホテルで朝食をとった後、早速バスでローマ市内に向かいましたが通勤ラッシュの大渋滞に巻き込まれ、予定時間を大幅に遅れました。でも、バスが止っている間に車窓からローマの街や道行く人々をゆっくり観察できました。
ローマ市内歴史地区に入る城壁です。
新市街からいきなり世界遺産へ!
私たちのツアーのバスです。 |
ローマ時代の街道(今で言う高速道路?)のひとつで、南イタリアのブリンディシというアドリア海沿岸の街まで続いています。詳細はこちら。
石畳の大きい方がローマ時代のものです。
アッピア街道基点の門
ガイドさんの説明を聞きながら1キロぐらい往復しました。ジャスミンの花が咲き始めていて、良い香りが漂っていました。
素晴らしいお天気で、太陽の光が強く、歩いていると暑かったです。
アッピア街道の両側には古いお墓や庭園があります。
これも昔のお墓だそうです。
そして、バスに戻って今度はカラカラ浴場遺跡に向かいました。ローマ時代の市民の娯楽施設だそうです。巨大な建物が並んでいて、やはり松がたくさん植えられていました。ローマ人はお風呂が好きだったのですね。
広大な遺跡群で、入場して見学すると一日かかってしまうそうです。
壁の外側を歩いて観て回りました。カラカラ浴場遺跡とは
バスに戻ってお昼過ぎにはローマ市内を出て、カゼルタ近郊の水牛農家に向かいました。ラッツイオ州からお隣のカンパニア州に約200キロ南下します。
暑い日照りの下をたくさん歩いて喉が渇いたので、途中のドライブインで冷たいビールと生ハムサンドイッチを買いました。美味しかった!朝のローマ渋滞でランチの時間が遅れ、すっかりお腹が空いていたのです。
そして、出来立てモッツアレラチーズを食べられる水牛農家には午後2時過ぎに到着しました。
この農家はアグリツーリズモという観光施設で、農業体験や宿泊、食事のできる立派な場所です。子供達の遠足や修学旅行もたくさん来ていました。
アグリツーリズモMasseria Cardilli のHPはこちら
先ずは素敵な農家風レストランでモッツアレラチーズのランチです。
前菜は生ハムやチーズの盛り合わせ。これで一人分です。
そしてモッツアレラチーズの登場。今朝作ったばかりの新鮮なものです。
やっぱりここは赤ワインですね♪グラスで頼んだら、軽めのタイプを出してくれました。お昼だからいいかな。
モチモチでさっぱりしていて、1個は完食しました。夫は2個!
それからニョッキのトマトソース。
もう量が多くて、美味しいのだけれどみんな食べられません!
デザートはフルーツ盛り合わせとティラミス&エスプレッソ・・・満腹で溜息。
食事をしていたら、東洋人が珍しいのか子供達が寄って来て、一緒に写真を撮って欲しいと言われました。ここはあまり日本人が行かないところのようですね。
明るくて可愛らしい子供達です。成熟した感じですが、歳を聞いたら小学生でした。びっくり!
食後は農園とチーズ工場の見学です。水牛は500頭ぐらい飼っているそうです。
牛舎へ案内していただき、水牛さん達とご対面。大きな可愛い目に癒されました。
チーズ工場といっても、昔ながらの手作り感満載です。
プカプカ浮いている出来立てモッツアレラ
すっかり良い気分になって、宿泊先のマテーラ(バジリカータ州)までバスの中で良く眠りました。約270キロ、3時間半のドライブです。
車窓は美しい田園風景が続きます。
とっても美味しかったです。
マテーラに着く頃は夕方でしたが、南イタリアは午後8時ぐらいまで明るいのです。
マテーラは世界遺産の古代洞窟住居遺跡で有名です。
そのサッシといわれる住居遺跡を眺められるレストラン『 Il Terrazzino 』で夕食でした。
ランチがかなり多かったので、軽くしておきたかったのですが、ツアーだとそうもいきません。個人旅行ならホテルの部屋で果物でも食べて終わりたいところです。
日本語を少し話せる面白いウィエターさんと一緒に記念撮影。
前菜のフレッシュトマトのブルスケッタは日本の3倍位の大きさです。上のトマトだけ食べました。お店のHPメインはサルシッチャ。イタリアのハーブソーセージです。
これも大きなのが2つあって、1つしか食べられませんでした。
デザートのアイスクリームも半分だけいただいて、レモンチェロを1杯飲んで終了。
夕暮れて神秘的にライトアップされたマテーラの街を観ながらホテルに着いたのは8時を過ぎていました。
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