2017年2月2日木曜日

2016 トスカーナ旅行記(6−1)午前中のフィレンツェ市内街歩き

<< 12月7日(水)>>

前日は朝早くからトスカーナ地方へバスツアーに行って疲れたので、少しのんびりと起きて朝食を済ませました。朝食係の男性は「紅茶でしたよね?」ともう覚えてくれています。

明日はもう帰国なので、この日が最後の観光です。フィレンツェの街を徒歩で回ることにしました。
先ずは、もう慣れた道、駅前からウニタイタリア広場を通り抜けて、メディチ家礼拝堂へ向かいます。最終日も好天に恵まれました。
徒歩10分ほどで到着。
ガイドブックには、ここも行列して入場すると書いてありましたが、拍子抜けするほど人が居なくて、入り口がわからないほどでした。
午前9時半にスムーズに入場できました。メディチ家礼拝堂の解説はこちらです。
 メディチ家の紋章がモザイクで床にありました。
 『君主の礼拝堂』は天井が高く、素晴らしい装飾で、圧倒されます。写真の人間の大きさから対比がわかるでしょう。とにかく巨大です。これがお墓なんて、すごいです。
色とりどりの大理石や、美しい宝石で飾られています。精緻なモザイクが素晴らしいです。

 修復中の部分もありました。
 天井も豪華です。
モザイクの作り方も展示されていました。
昔の職人たちの技術を知ることができます。

床の装飾も素晴らしいのです。
 観光客はまばらで、それほど混んで居ません。たくさん写真を撮りまくりました。全部載せるとキリがないので抜粋です。

それから同じ建物の中にある『新聖具室』という、ミケランジェロの設計による霊廟も見学しました。
こちらはぐっと狭くて清楚な空間ですが、彫刻が素晴らしいです。




   


 ミケランジェロの自筆の設計図なども残されています。

落ち着いて見学できて良かったです。こんなに芸術的で立派なお墓だとは知りませんでした。

それからすぐ近くのサン・ロレンツォ教会にも入ることにしました。
この教会は、実はメディチ家礼拝堂と繫がっているのです。でも見学の入り口は分かれていて、別々に料金がかかります。サン・ロレンツォ教会の解説はこちらです。

教会の入り口です。
意外と質素です。未完成だとか。
 中に入ると、綺麗な回廊があります。

 そして教会の中は広く、高く、清々しい雰囲気です。
 美術館のようでもあります。
 クリスマスが近いので、キリスト生誕の飾りを作っているところでした。
 パイプオルガンの音が響いているので、見上げてみると、メンテナンスの最中だったようです。偶然にも荘厳な音色を聴くことができて、ラッキーでした。


白いシャツを着た調律師さんが仕事をしています。

 それから、同じ敷地にあるラウレンツィアーナ図書館も見学しました。この図書館もミケランジェロの設計だそうです。ミケランジェロの解説はこちらです。

一度回廊に出てから、階段を登っていくと入り口があります。

 閲覧室の大理石の床と彫刻の天井が素晴らしいです。
 渋いステンドグラスもあります。

入り口で係りの人に「モザイクの上は歩かないで、両脇のカーペットの上を歩いてくださいね」と言われました。カーペットを外したら、一面モザイクで素晴らしいことでしょう。
奥には古い蔵書・古文書もたくさん展示されていました。
再び回廊に出てから、外に出ます。


 近くのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の前にはクリスマスツリーに飾り付けがされていました。来たばかりの時に歩いた時はまだツリーだけでした。

それから、気になっていたショップで石鹸などの買い物をした後、歩き疲れてランチへ。
近くのレストランに入りました。
 その名も『リストランテ・ピッツェリア ロレンツォデ メディチ』。
大きく出たもんだ!
でも庶民的なお店で、ランチの定食が10€ぐらいでした。それも生ビール付きです。
 チキンサラダとパスタ。なかなかリーズナブル&美味しい。
片言の日本語を話す陽気な店員さんが迎えてくれました。他のテーブルには日本人客も居ました。フィレンツェ旧市街の中心地だから、様々な国の観光客が訪れるのでしょう。その中でも日本人は多いのかな?

ランチの後、一度ホテルに買い物荷物を置きに戻りました。近いので便利です。
午後からは、いよいよヴェッキオ橋を渡って、対岸の街歩きです。
ランチしたレストランの前の路地


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