今朝、秋めいた空気を感じました。
暑さを理由に手を付けずにいたことのひとつに、食器の整理があります。
この7月に家をリフォームしたので、食器棚やキッチンの物入れを整理しました。
でも、大雑把にいらないものを捨てただけで、残ったものの片付けが進んでいませんでした。
今朝、まとめてしまってあった食器の中で気になっていた3本のスプーンを出してみました。真っ黒に変色していたのは純銀製だからです。
そこで今朝の涼しさに気を良くして磨いてみると、こんなに綺麗になりました。
これは実家の母からもらったものです。銀製品は手入れが大変なので普段はステンレスの食器を使っています。
でも磨いて良く観てみると、美しい細工で、ずっしりと重い存在感があります。
もうかなり前の事なのでよく覚えていませんが、実家に行くと母が使わなくなった物を時々私にくれるので持ち帰っていました。
お客様がいらした時に使いましょう。。。などと思っていながら、ほとんど登場しませんでした。
よく見ると裏に何か刻印されていました。
SILVER MIYAMOTO−SHOKO
きっと宮本しょう子さんという方が彫ったのでしょう?と思いながらも検索してみました。
すると、宮本商行という老舗の銀製品メーカーを見つけました。
http://www.miyamoto-shoko.com/corp/
明治13年(1880年)創業の宮内庁御用達店として宮家の食卓や迎賓館で使われていたとか。
どうりで気品があって美しいわけです。
秋はお茶の美味しい季節。
もうそろそろゆとりのある時間を過ごしたいものだと思っていたので、
これからはこの【銀の匙】を常使いにしてみようと思います。
しまい込んでいても、もったいないですものね。
私はダージリン紅茶を毎朝必ず飲むので、ミルクを入れてこの匙でかきまぜると優雅な一日が過ごせそうです。
他にも色々使わないで大切にしまってある食器があります。
でも、常使いに本物の良いものを使っていきたいと思った初秋の朝でした。
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