2024年1月7日日曜日

人前で演奏するということ〜Dos Sonidos解散

 ケーナを習っている黒田さんと、2022年12月から2人で活動を始めました。私はピアノと歌です。Dos Sonidos(スペイン語で、2つの音)という名前をつけました。

しかし昨年暮れに、人前だと緊張して納得のいくケーナ演奏ができないという理由で、黒田さんは演奏活動を行わない判断をしました。レッスンは続けて行くそうです。

1年間、様々なイベントで演奏しましたが、毎回思うように吹けない部分がありました。練習ではうまく行っても人前に出ると上がってしまうようです。

良い演奏が出来た時も半分以上あったし最初の頃に比べたら音程もしっかりして来たので、私も叱咤激励して一緒に練習していました。でもそれもプレッシャーになっていたのかもしれません。申し訳なかったです。

人前の演奏で緊張するのは、人それぞれの性格にもよると思います。経験や慣れもあるでしょう。私が緊張しないのは小さい頃から毎年発表会でピアノ演奏を続け、様々なバンド活動もあり、ずっと人前で演奏して来たからでしょう。ピアノの先生に「上手く弾けないのは練習が足りないから」と言われ続け、自分でも納得のいくまで練習して乗り越えて来ました。出演料をいただくステージでは、気合いを入れて私なりに完成度を高めて来ました。辛い時や失敗もあったけれど楽しいことの方が多いです。

大人になってから急に演奏活動を始めても、心が状況について行けない場合もあると思います。楽器演奏は楽しいのが一番ですから、つまらない気分になるようなら無理に人前で演奏することはありません。

アマチュアは自分の楽器を奏でる時間が楽しく幸せである事が何よりです。プロの演奏家が出演料を取る場合とは違います。人前での演奏はせずとも黒田さんがこれからもずっとケーナのレッスンを楽しく続けて行かれる事をお祈りしています。ケーナについて色々と勉強させてもらえて感謝しています。

ケーナは南米フォルクローレの竹で作られた笛です。吹き方が難しい楽器で、音が出せるようになるまでに相当のテクニック習得が必要です。リコーダーやオカリナより吹き口の形が大きくて唇の当て方が難しいのです。でも音色は魅力的です。

高齢者の介護施設へも一緒に数回演奏に行きました。「ケーナの人は来てくれないの?」と施設の方に言われてしまいますが、、、。また私ひとりで演奏に行きます。



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