2017年7月31日月曜日

認知症

私がグループホームで介護職員として働き始めてから、2年半が過ぎようとしています。音楽ボランティアとして月に1回ほど訪問していた頃に比べると、週に3日は勤務するようになり深く関わっています。もちろん音楽ボランティアも続けています。

グループホームの説明は、私の勤めているグループホームのパンフレットから抜粋します。
『グループホームは、平成12年度から開始された「介護保険制度」によって、新たに始められた介護保険事業です。入居できる方は、介護保険の適用を受けられる介護を必要とする認知症状態にある方です。施設では家庭的な環境のもとで食事・入浴・排泄その他生活上の世話及び介護を行うことにより、利用者がその能力に応じ自立した日常生活を営むようにします。
入居者は5人以上9人以下と定められており、何よりも家庭的な雰囲気による温かい介護が求められています。』

入居者は全員認知症です。今月1名亡くなられたので今は8名ですが、また新たに入居されるかもしれません。
認知症といっても様々なレベルがあります。元々の個人的性格も違います。既に寝たきり状態で全ての生活に介護が必要な方、自分で動けても食事や排泄、入浴が一人ではできない方、親兄弟や子供の名前もわからない方、暴力的になり乱暴や暴言が絶えない方。
そして自分の洋服のボタンを外して口に入れてしまったり、トイレットペーパーを外して体に巻きつけてしまったり、自分の便をいじってしまったり、真夏なのにたくさん着込んで大汗をかいたり、大声でわめき続けたり、トイレ以外のところで排尿や排便をしてしまったり。思いがけないことをします。でもそれが認知症なのです。

人間の脳とはここまで壊れるものか!と驚きます。ご家族も無念だと思います。ご本人は今までの記憶や前後の記憶が曖昧になってしまっているので、自分が病気であることがわからない場合がほとんどです。この状態の人を家庭で家族だけで世話するのは無理があるでしょう。24時間プロのスタッフが見守ってお世話している施設だから安全に過ごせているのだと思います。スタッフの皆さんは毎日頑張っています。キツイ(支えたり、抱き上げたり、大変です)、キタナイ(排泄のお世話は大変です)、キケン(ひっかかれる、殴られる、蹴られるなど)の3K仕事です。みんなで協力して入居者を見守り、介護しています。私はそんなスタッフのお手伝いをしながら、色々と学ばせていただいています。音楽教室の仕事をしていら頃とは全く違った生活ですが、人間に関わるという点からは共通です。

グループホームで働くまで、話には聞いていたけれど実態は知らなかった認知症。
本当に大変な病気です。
認知症の高齢者の介護に疲れた家族が事件を起こしてしまうニュースを知るたびに、辛い気持ちになります。グループホームに入居できる人は限られています。経済的に余裕が無いと、無理でしょう。認知症の家族が居ても、家庭が崩壊しないような制度が必要ですね。優秀な介護職員を育成するシステムをもっと増やし、賃金を上げて、高齢化社会に向かって行かなければ、、、と思います。

自分が認知症になってしまたらどうしよう・・・?
そろそろ子供にきちんとした遺言を書いておかなければと思うようになりました。

2017年7月29日土曜日

7/27 thu. 南浦和ケーリーバンド セッション&ケーリー

 << 7月27日(木)>>

毎月恒例のdiglight@高田馬場でした。

ミュージシャンにオーストラリアから来日したフィドラー嬢をおむかえして、セッション開始です。

 セッションの時はみんなで輪になって座りました。
 すごく久しぶりにお目にかかる、コンサーティーナー奏者のIさんも来ていましたね。懐かしかったです。
ダンサーも多くて、セットダンスができました。
賑やかな夜でした。



前週末にバンドメンバーと御茶ノ水でスタジオ練習したので、今までと少し変化したピアノ演奏にしてみました。まだ慣れませんが、本場アイルランドのケーリーバンドの演奏を色々聞いて、あれこれ試していきたいと思います。

いつもながら、私は22時には帰路につきましたが、その後も盛り上がったことでしょう。

ご一緒した皆様、ありがとうございました。


2017年7月28日金曜日

2017年スペイン旅行記(11)帰国

 << 5月16日(火)>>

10泊の旅行日程を何とか無事に終えて、帰国します。
スペイン最後の朝食。ハムやチーズや果物が美味しいです。
チェックアウトして、徒歩で空港行きのバスの乗り場に向かいました。
本当に便利な場所にあるホテルでした。色々考えて決めて正解でした。

バルセロナ空港行きのバスは大きな荷物を積むスペースがたっぷりあって、うまくできていると思いました。車体の横の荷物室だと、自分の荷物に目が行き届かないから不安ですが、これなら見張っていられます。

私たちは始発のカタルーニャ広場から乗り、2つ停留所を経由して、20分ほどで到着しました。バスはどんどん来ますが、それでも人が多くて混んでいました。

空港でのチェックインもスムーズに完了。昨年のフィレンツェではスーツケースが重量オーバーで追加料金を100ユーロも払いましたが、それを反省材料にして、今回は二つ持って行ったので大丈夫でした。ワインやチーズは重いですからね。


GATEはC70になっていますが?マークを書き込んで「変わるかもしれません」と言われました。
 バルセロナ空港は混雑していました。

案の定、B40に変更です。かなり違うでしょうが・・・
それでも時間に余裕を持って行ったので無事に搭乗しました。ミュンヘンに向かいます。
 ルフトハンザのCAさん。ちょっと怖い感じ。

2時間ぐらいの短いフライトでしたが、ドイツビールとサンドイッチをサービスしてくれました。

ミュンヘンの空港は明るくて広々していてオシャレです。ショッピングモールやレストランも充実しています。

 この電車で移動しました。




客席に備えられたテレビの画面が最新で綺麗なディスプレイでした。


 エコノミーだけれど、メニューもありました。



 食後にブランデーのサービスも有り、うれしかったです。


旅の疲れで、うとうとしながら無事に羽田に到着しました。

とっても楽しい旅でした。スペイン大好きです。
この旅を無事に終えることができて、感謝です。
お世話になった全ての人に、
ありがとう

終わり。


2017年7月26日水曜日

2017年スペイン旅行記(10−3)バルセロナ ディナー

 << 5月15日(月)>>

今回のスペイン旅行最後の夜になりました。
夕食は、先ず有名な市場の中にある新鮮な食材が自慢のレストランへ行ってみることにしました。ホテルから大聖堂の前を通って歩いて10分ぐらいです。市場は既に閉まっていますが、昨年訪れました。
サンタ・カタリーナ市場です。150年以上の歴史のある市場が、8年間の再生プロジェクトを経て2005年に完成したモデルニスモ建築です。詳細はこちらです。


サンタ・カタリーナ市場のHPはこちらです。


レストランは手前がカウンター席になっていて、市場の様子も見渡せます。軽いおつまみで飲む感じです。
奥はテーブル席で、天井の高い開放的な設計です。
私たちはテーブル席に案内してもらいました。

オープンキッチンになっていて、数人のシェフが働いています。

最初はツナサラダでCAVAです。普通に美味しい。

 グリーンアスパラガスとイカの炒め物。すご〜く美味しい!
スペインのイカ料理はどれも美味しいです。

 お箸を持参しているので、こういう料理を取り分けるのには便利です。

そして、前夜も食べたパエリアに再挑戦。リゾットのようだったので、もう一度試して見ようと思いました。
ところが・・・塩味がきつくて全部食べられません。それにやっぱりリゾットみたいにベチャベチャしています。がっかりです。昨年はグラナダ(アンダルシア)でカリッとした美味しいパエリアを食べたのですが、バルセロナは違うようです。
 うーん、口直しをしないと・・・。

ということで、このお店は早々と切り上げて次を探すことにしました。

食事するお店を探すのは、だいたいグーグルマップですが、ガイドブックの紹介も参考にします。
そうして見つけたのが、ホテルから数メートルの同じ通りにあるバーです。まだ明るい街中をそのバーに向かって歩いて行きました。
メニューです。
ワインが充実しているのでリオハの赤を1本選びました。



 そして、店員さんにこのワインに合う料理を選んでもらいました。
 カタルーニャ地方のチーズの盛り合わせと、
 生ハムとアーティチョークのソテーです。
 どちらも美味しかったです。ワインとの相性抜群でした。
アーティチョークは初体験でした。しっかり下ごしらえしてあってクセが無く食べやすかったです。
 大好物に囲まれて、満足!
 入り口は狭いけれど、奥行きがあって、居心地の良いお店です。大当たりです。

 地元の常連さんも立ち飲みしています。

テキパキと働いていた可愛い店員さんと記念撮影。
とっても可愛いお嬢さんでした。
 お店の名前は GOLFO de BIZAKAIA-Pi  お店のHPはこちらです。
ガイドブックに紹介されていたお店とは違う名前なので、代替わりしたようです。住所は同じでした。でも良い雰囲気のお店だったからOK。

スペイン最後の夜を楽しく過ごし、ご機嫌でホテルに戻りました。
さて、次の日はいよいよ帰国です。

続く。