2019年2月3日日曜日

2018年イタリア旅行記(5−3)ボローニャの夜

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午前中にフィレンツェからボローニャまで鉄道移動し、予約していたアパートにも無事チェックインできました。荷物を置いて身軽になって、最初に旧ボローニャ大学見学を済ませました。
その後はお目当の古楽器博物館に向かいました。旧ボローニャ大学から1キロも歩かない場所にある、Museo di San Colombano - Tagliavini Collection です。旅行前に色々な人のボローニャに関するブログを読んでいて、見つけました。建物や古楽器の写真が素晴らしかったのです。
すっかり日の暮れたボローニャの街を歩いてたどり着くと、小さな受付があって、一人7€の入場券でした。
中に入ると、素晴らしい空間が広がっていて驚きました。
そして、何かバッグパイプのような音色が響き渡っています。しばらく立ち止まって聞いていました。高い天井で音響が良く、聞き惚れてしまいました。演奏者に尋ねると、ザンポーニャという楽器だそうです。イタリアのバッグパイプで、羊一頭分の皮を使っているので大きなバッグです。YouTubeに音色があったので参考に挙げておきます。ザンポーニャの音色

なぜ演奏しているのかというと、今夜ここでコンサートが予定されていて、リハーサル中だったそうです。コンサートを聞いてみたい気持ちもあったのですが、朝早くから動き回っていて夜は早く休息したかったので諦めました。


ホールの中には美しいチェンバロやスピネットがたくさん展示されていました。

どの楽器もうっとりするほど魅力的でした。鍵盤楽器中心の博物館のようでした。

見学しているのは私たち二人しか居ませんでした。イタリア語しか話せない係員の女性が現れて館内を案内してくれました。2階や地下や、礼拝堂も展示室になっていました。熱心に話しかけてくれるのですが、イタリア語がよくわからないので、身振り手振りで応対しました。
 地下にはローマ時代の遺跡があって、古代の壁画も展示されていました。


2階にはオカリナもありました!次の日に訪れる予定のブドリオという街のものでした。


パイプオルガンや、手回しオルゴールもありました。



礼拝堂にはフレスコ画に囲まれた神々しい空間に、これまた神々しいチェンバロが展示されていました。



あまりの素晴らしさに、二人で興奮して写真を撮りまくりました。ほんの一部しか挙げられませんが・・・。


1日の最後にこのような贅沢な時間を持てて、幸せでした。私たちが見学している間、他に誰も訪れませんでした。
帰りに受付でDVDを買いました。このコレクションの所有者のタリアヴィーニ氏がチェンバロなどを解説しているものです。

サン・コロンバーノの外観です。目立たない裏道にあります。


音楽好きな方は絶対訪れるべき博物館だと思います。
サン・コロンバーノ博物館のHPはこちらです。

豊かな気持ちになって、寒い道をアパートの方へ歩いて行きました。帰る途中にあるレストランで夕食をとりました。探しておいた Grassilliという伝統料理の店です。
 お隣の席には可愛いお嬢ちゃん。

エミリア・ロマーニャ州のワインがたくさんありました。
 ロマーニャの赤ワインを注文。

 爽やかで軽めのワインでした。うち的にはもう少し重いのが好きかな。
 野菜のグリルは上品に盛り付けてありました。

 ボローニャ風カツレツを食べたかったので注文。
これは最高でした!添えられた野菜やマッシュポテトも手が込んでいました。
 仕上げはお決まりのレモンチェッロ。
スイーツやお茶を勧められるのですが、私たちはこれで締めます。

ボローニャ1日目は感動と感激と満足の連続でした。楽しかった!

続く。

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