2022年3月7日月曜日

やっぱり J.S.バッハが好き

 最近、バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻の第二番BWV847(プレリュードとフーガ)を練習しています。バッハの時代は鍵盤楽器はチェンバロが主流でした。だから我が家のスピネット(小型チェンバロ)で弾いたり、ピアノで弾いたりします。

この曲は私が初めてノバホール(つくば市吾妻)で弾いた曲です。今から35年以上前のピアノ発表会で講師演奏でした。録音も残っていて、聞いてみると『あら、結構頑張っていたんだ!』と思いました。自宅ではまだグランドピアノではなくアップライトピアノで練習していた頃です。

弾き直してみるとすっかり忘れていました。指がスムーズに動きません。練習し直して綺麗に弾けるようにしようと思います。

独身時代から私はバッハが好きでした。習っていたピアノの先生にはバッハだけでなくたくさんの作曲家の曲を弾かされました。幼い頃は先生の言いつけ通りに弾いていました。小学校6年生の時に発表会でモーツアルトの有名なソナタK310イ短調の第一楽章を弾きました。新宿西口の安田生命ホールでした。何故か録音がEP版で残っているのですが、酷い演奏です。こんな難しい曲を訳もわからない12歳に弾かせてもね〜〜と思います。

その他ハイドン、ベートーベン、シューベルト、ショパン、ブラームス、メンデルスゾーン、シューマン等々。でも一番好きなのはバッハでした。バッハは小学生から高校生までの間にインヴェンション、シンフォニア、平均律クラヴィーア曲集第一巻を全て勉強しました。

学生の頃ラローチャの弾くバッハのLPを擦り切れるぐらい聞いていました。大学生になった頃からイギリス組曲やパルティータを弾きたくて、先生に直談判して発表会で弾かせてもらいました。バッハは何時間練習していても飽きないし楽しいです。

結婚して先生から離れ、独学でドビュッシーやサティ、リスト、チャイコフスキー、アルベニス、グラナドス、プーランク等を練習しました。時々プロの演奏家のレッスンを単発で受けたりしていました。

BWV847は、最近アンドラーシュ・シフの演奏が気に入っています。


グールドの弾くバッハも面白いですが、自分で弾くのならシフのような感じが良いです。

この曲が満足いくようにかっこよく弾けたら、次は12歳の頃のリベンジでモーツアルトのソナタK310に挑戦してみようかな?でもバッハのフランス組曲第一番も素敵です。

楽譜を色々と揃えて、録音もたくさん聞いて、自分の手と相談しながら、あーでもないこーでもないとピアノに向き合います。楽譜に書き込みをたくさんするので、コピーして使っています。コロナ禍で在宅時間が増えたことが、音を紡ぐ幸福な過ごし方を思い出させてくれました。

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