<< 12月21日(水)>>
私の息子夫妻が主宰するタリノフダンスカンパニー の公演でピアノを弾きました。
場所は小田急線成城学園駅前の【 アトリエQ藝術 】です。
本来ならピアノ演奏は竹本仁氏が担当するはずでしたが、コロナ感染して療養期間のため急に出演できなくなりました。
緊張しましたが、集中して頑張りました。普段は自宅でグランドピアノを弾いているため、アップライトピアノの鍵盤の感覚や響きを確かめながら夢中であっという間でした。かなり古びた、ジーンとした音色でしたが、鍵盤の反応は悪くありませんでした。調律師さんが良いお仕事をしてくれたのでしょう。
息子から私に演奏依頼の連絡が来たのは、12月17日でした。
突然のことでしたので準備ができないため、すぐに弾ける曲を提示して相談しました。
バッハ作曲平均律クラヴィーア曲集第一番プレリュードハ長調と、フランス組曲第一番アルマンドニ短調の2曲に決めました。
この時期は忙しく、毎日仕事や別の演奏のスケジュールが入っていたので、なかなか練習時間が取れずに焦りました。難曲ではないですが、心を込めて丁寧に美しく弾きたいと思いました。
私の演奏時間は全部で7分間ほどでした。
公演自体は約1時間でした。竹本仁氏の録音を使用していました。
残念ながら、ダンスは見られませんでした。後で録画を送ってくれるそうなので楽しみにしています。
来てくださったお客様とアトリエのスタッフの皆さまに感謝です。
息子夫妻と一緒の舞台に立てるのは、幸福なことです。
演奏を終えて、子供の頃から様々な紆余曲折を経て、現在のダンスカンパニー主宰に至った息子(40歳)の今までを思いました。バッハの音楽宇宙には小品にも人生が語られていると思います。
コロナ禍で思わぬ事態に巻き込まれましたが、これも人生かな?
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