リスボンからコインブラに到着し、午後4時過ぎに駅前のホテルにチェックインしました。このホテルドムスをネット予約した時、1泊朝食付き2名で48ユーロ(約¥6,300)という安さに『大丈夫かな?』と少し不安がありました。
そして、行ってみると二階のフロントに上がるのにエレベーターがありませんでした。重い荷物を持ち上げると、普通の家のような雰囲気で、ホテルというよりはB&Bでした。
受付の女性に『二階と三階のどちらが良いですか?』と尋ねられたので、迷わず『二階をお願いします』と答えました。また階段を上がるのは大変ですから。
クラシックな鍵を渡され、部屋に入ってみると、レトロな内装で感動しました。
窓が南向きではなく、なんとなく湿っぽいようなカビ臭いような気がします。夫が『鎌倉の家の匂いだ』と苦笑しました。鎌倉にあった夫の実家は木造の平屋でした。家具調度も古く、風通しが良くなくてシロアリの被害や床の腐りがあったようです。そんな感じでした。
でも値段を考えたら、全然OKです!
早速街歩きに出発しました。
先ず、世界遺産のコインブラ大学を目指します。ホテルから1キロ弱でしたが全部上り坂と階段でした。迂回して登るバス路線もあったようですが、旧市街を楽しみながら行きたいので、あえて徒歩にしました。なかなかきつかったです!
階段、階段、また階段・・・
平坦なところはありません。ずっと坂道。
学生さんもチラホラ見かけます。
大学のシンボルの時計塔とラテン回廊です。
コインブラ大学図書館の解説はこちらです。
素晴らしい図書館の内装に、ポルトガルの過去の栄光を感じました。大切に保存して後世に残して欲しいです。世界遺産であることを納得させられる素晴らしさでした。
図書館を出て、お隣の礼拝堂や大学構内を見学しました。礼拝堂の入り口です。ここは締め切りで、実際に入るのは右側の小さな入り口です。
中に入って、美しさにショックでした。狭いのですが、一面の装飾が見事でした。
だいぶ夕暮れてきた旧大学前広場。
旧大学構内に入る階段です。
奥に進むと美しい部屋が続きます。まだ実際に使われているようです。
旧大学の窓からの景色。高台にあることがわかります。登るのが大変なわけです。
アズレージョの装飾の回廊もあります。
ラテン回廊の前に黒いマントの学生さんたちが歩いていました。
19:30閉館なので、ギリギリまで見学してから旧大学を出ました。
街に降りていくのは来た時とは別のルートにしました。グーグルマップを頼りに進んでいくと、かなり急な長い階段を降りることになりました。これはすごい!
一気に下ります。
コインブラの街を流れるのはモンデゴ川です。
サンタ・クララ橋から見た夕暮れのコインブラ。
コインブラの旧市街の中心地、ポルタジェン広場です。
そこから夕食のレストランに向かいました。庶民的なお店を探して、是非行きたいと思っていたお店です。街は地元の人と観光客で賑わっていました。
ホテルの近くの Adage Paco do Conde というお店に到着。
メニューはポルトガル語のみです。スタッフのおじさんも英語は少ししか話せませんでした。若いスタッフだったら話せたのかな?
豆のリゾットが付いています。
お客さんは地元の人が多く、テレビのサッカーを観ながら食べていました。
ワインはポルトガルのダン。DAOと書きます。1本8ユーロ!安いです。
でも他のお客さんはもっと安いハウスワインを飲んでいました。ダンを頼んだら、私たちだけグラスを良いものに変えてくれました。
二人で満腹になって、ワインも入れて21ユーロでした。庶民的とはいえ、安いです。学生街ですね。御茶ノ水のキッチンジローみたいな感じかな?
すぐそばがホテルなので、夜道も安心して帰りました。
いよいよ明日は最終地ポルトに入ります。
続く。
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