2018年5月18日金曜日

2018年スペイン・ポルトガル旅行記(7−2)コインブラ街歩き

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リスボンからコインブラに到着し、午後4時過ぎに駅前のホテルにチェックインしました。このホテルドムスをネット予約した時、1泊朝食付き2名で48ユーロ(約¥6,300)という安さに『大丈夫かな?』と少し不安がありました。
そして、行ってみると二階のフロントに上がるのにエレベーターがありませんでした。重い荷物を持ち上げると、普通の家のような雰囲気で、ホテルというよりはB&Bでした。
受付の女性に『二階と三階のどちらが良いですか?』と尋ねられたので、迷わず『二階をお願いします』と答えました。また階段を上がるのは大変ですから。

クラシックな鍵を渡され、部屋に入ってみると、レトロな内装で感動しました。



窓が南向きではなく、なんとなく湿っぽいようなカビ臭いような気がします。夫が『鎌倉の家の匂いだ』と苦笑しました。鎌倉にあった夫の実家は木造の平屋でした。家具調度も古く、風通しが良くなくてシロアリの被害や床の腐りがあったようです。そんな感じでした。
でも値段を考えたら、全然OKです!
早速街歩きに出発しました。

先ず、世界遺産のコインブラ大学を目指します。ホテルから1キロ弱でしたが全部上り坂と階段でした。迂回して登るバス路線もあったようですが、旧市街を楽しみながら行きたいので、あえて徒歩にしました。なかなかきつかったです!
 細い坂道の路地を上って行きます。
 階段、階段、また階段・・・
平坦なところはありません。ずっと坂道。


 かなり上の方に古い教会がありました。あ〜大変、もう疲れています。

 これが最後の階段で、これを登ると大学前の広場です。

ようやく大学の前に出ました。 受付で旧大学を見学するチケットを買い、有名な図書館の見学時間を教えてもらいました。人数制限があるので予約制です。17:30の入場に間に合って、先ず図書館に入ることにしました。

 この鉄の門をくぐると旧大学の敷地です。
 学生さんもチラホラ見かけます。
大学のシンボルの時計塔とラテン回廊です。



 これがジョアニア図書館の門です。ここからは出るだけで、入り口は正面左手に回り込んだ地下から入ります。図書館は撮影禁止なので見学だけです。ディズニー映画『美女と野獣』に出てくる、野獣の屋敷の図書館のモデルになったということです。
コインブラ大学図書館の解説はこちらです。
素晴らしい図書館の内装に、ポルトガルの過去の栄光を感じました。大切に保存して後世に残して欲しいです。世界遺産であることを納得させられる素晴らしさでした。

図書館を出て、お隣の礼拝堂や大学構内を見学しました。礼拝堂の入り口です。ここは締め切りで、実際に入るのは右側の小さな入り口です。

中に入って、美しさにショックでした。狭いのですが、一面の装飾が見事でした。



 そしてこの豪華なパイプオルガンの素晴らしいこと!裏に出入り口があるそうです。

だいぶ夕暮れてきた旧大学前広場。

旧大学構内に入る階段です。

 儀式が行われる『帽子の間』では何か講義をしていました。

奥に進むと美しい部屋が続きます。まだ実際に使われているようです。

旧大学の窓からの景色。高台にあることがわかります。登るのが大変なわけです。


アズレージョの装飾の回廊もあります。

ラテン回廊の前に黒いマントの学生さんたちが歩いていました。

19:30閉館なので、ギリギリまで見学してから旧大学を出ました。
街に降りていくのは来た時とは別のルートにしました。グーグルマップを頼りに進んでいくと、かなり急な長い階段を降りることになりました。これはすごい!
 一気に下ります。

コインブラの街を流れるのはモンデゴ川です。

サンタ・クララ橋から見た夕暮れのコインブラ。

コインブラの旧市街の中心地、ポルタジェン広場です。

そこから夕食のレストランに向かいました。庶民的なお店を探して、是非行きたいと思っていたお店です。街は地元の人と観光客で賑わっていました。

ホテルの近くの Adage Paco do Conde というお店に到着。

 夫は豚肉のソテー。生姜焼きみたいでした。それに金属製のお皿が学食みたい。
メニューはポルトガル語のみです。スタッフのおじさんも英語は少ししか話せませんでした。若いスタッフだったら話せたのかな?
 豆のリゾットが付いています。

お客さんは地元の人が多く、テレビのサッカーを観ながら食べていました。


ワインはポルトガルのダン。DAOと書きます。1本8ユーロ!安いです。
 でも他のお客さんはもっと安いハウスワインを飲んでいました。ダンを頼んだら、私たちだけグラスを良いものに変えてくれました。

 私はチキンソテー。添えられたバターライスも美味しかったです。
 二人で満腹になって、ワインも入れて21ユーロでした。庶民的とはいえ、安いです。学生街ですね。御茶ノ水のキッチンジローみたいな感じかな?

すぐそばがホテルなので、夜道も安心して帰りました。

いよいよ明日は最終地ポルトに入ります。

続く。

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