午前中に2つの美術館を鑑賞した後、ランチを済ませ、バスのチケットを買いました。
街のあちこちにあるタバッキ(タバコ屋)という小さな店で買います。青い「T」の文字が目印です。一回乗車券は1.5ユーロでした。7月に1.3ユーロから値上がりしたようです。
一度刻印すると、90分間以内なら乗り換えできます。
一度刻印すると、90分間以内なら乗り換えできます。
午後一番に向かうのは、フィレンツェ旧市街からバスで30分ほどの高台にあるフィエーゾレという街です。前回フィレンツェで日本人ガイドさんから「時間があったらフィエーゾレに行ってみるといいですよ。フィレンツェの街がミケランジェロ広場とは反対の位置から見渡せるから」と言われました。でもスケジュールが合わなくて行けませんでした。そのことがずっと気になっていたのです。
フィエーゾレはフィレンツェより前から存在していた古い街で、ローマ遺跡もあります。フィエーゾレの解説はこちらです。
ランチをした店があるサン・マルコ広場はバスターミナルになっていました。広場の名前になっているサン・マルコ寺院は美術館でもあるのですが、月曜日は休館日でした。
サン・マルコ寺院の横にある La Pira というバス停で待っているとフィエーゾレ行きの7番のバスが来ました。早速チケットを刻印して乗り込みました。普通の路線バスですから乗客は地元の人ばかりです。
サン・マルコ寺院と広場 |
バスはどんどん坂道を登って行きます。フィレンツェの街はアルノー川の両岸に広がった盆地のような地形ですが、そのことがよくわかります。
バスの終点Piazza Mino ミーノ広場に到着しました。
初冬の広場は人影もまばらです。広場も斜面になっていて、フィエーゾレが坂の街であることがよくわかります。
グーグルマップを頼りに、見晴台を目指します。なかなかきつい坂道が続来ました。
坂道に黒猫がいて、ニャーと鳴いては振り返っていました。
しばらく黒猫と一緒に坂を登って行きました。
見晴台に到着して驚いたのは、天気が良いのにフィレンツェの街がすっぽりと霧に覆われていたことです。写真の中央右のあたりにうっすらと大聖堂のドームと塔が見えます。
しばらく霧が晴れるのを待っていたのですが変化がないので、見晴台からもっと上の場所にある古い教会を目指しました。急な坂道が大変でした。
青空と古い教会が素敵だったので、二人並んで撮ろうとカメラを三脚に付けてタイマーを設定してみました。なかなかうまくできずに苦労していたら、そばを通りがかった男性が親切にシャッターを押してくれました。ジタバタしていたから、見兼ねたのでしょうね。
帰りは坂道を下ります。ずっと急な下り坂だったので、足のつま先が痛くなって来ました。外反母趾も痛みました。
バスでまたサン・マルコ広場に戻り、そこから同じ切符でサンタ・クローチェ教会に行くバスに乗りました。教会前の広場でクリスマスマーケットを開催しているからです。前回も行って綺麗な景色だったので、今回も行きたいと思いました。
サンタ・クローチェ教会の白い姿と空の色と、マーケットの暖かな光がとても美しいです。
サンタ・クローチェ教会を背にしてマーケットを撮ってみました。
特に買い物も飲食もせず、雰囲気と景色を楽しみながらホテルに歩いて帰りました。
途中でお土産を買い、大聖堂の近くを散策しました。
クリスマスツリーが輝いていました。
リッカルディ宮殿の中庭のクリスマスツリーも幻想的でした。
一度ホテルに戻り、買い物を部屋に置いて休憩してから、夕食に出ました。
今回のホテルはサン・ジョルジュです。古い建物の家族経営のホテルです。
私はフィエーゾレの坂道歩きで足が痛かったので、ホテルの近くの庶民的なレストランに行きました。Trattoria Da Guido です。
トスカーナの赤ワインを1本注文し、セットメニューからビーフステーキとローストポークを選びました。サラダやパスタや水も付きます。
フィレンツェ名物のビスティッカというステーキです。
初日はお天気に恵まれ、予定していた通りの充実した観光ができました。たくさん歩きました!
青空と古い教会が素敵だったので、二人並んで撮ろうとカメラを三脚に付けてタイマーを設定してみました。なかなかうまくできずに苦労していたら、そばを通りがかった男性が親切にシャッターを押してくれました。ジタバタしていたから、見兼ねたのでしょうね。
サン・フランチェスコ教会の中は誰もいませんでした。ひっそりとした薄暗い祭壇でした。
外の回廊にはクリスマスのキリスト生誕飾りがありました。中には入れなかったので、ドアの格子の隙間から撮りました。帰りは坂道を下ります。ずっと急な下り坂だったので、足のつま先が痛くなって来ました。外反母趾も痛みました。
バスターミナル前の広場のカフェに入り、トイレ休憩しました。
ローマ遺跡を見学する施設もあるのですが、残念ながら冬場は午前中だけの開館でした。
それから、フィレンツェに帰ろうとしてバス停に行くと、チケットの自動販売機がありました。フィレンツェ駅周辺の券売機の周りには、切符を買おうとする観光客に近寄って、親切に教えて小銭をせびる輩が多いのですが、ここは全く人がいないので安全でした。切符を買おうと思って画面を覗いたら、日本語の表示切り替えもあったので驚きました。その他はスペイン語、英語、フランス語です。中国語が無かったけれど、フィエーゾレは中国人に人気が無いのかな?
バスでまたサン・マルコ広場に戻り、そこから同じ切符でサンタ・クローチェ教会に行くバスに乗りました。教会前の広場でクリスマスマーケットを開催しているからです。前回も行って綺麗な景色だったので、今回も行きたいと思いました。
特に買い物も飲食もせず、雰囲気と景色を楽しみながらホテルに歩いて帰りました。
途中でお土産を買い、大聖堂の近くを散策しました。
クリスマスツリーが輝いていました。
クラシックな部屋で、落ち着いた内装でした。
食後にワインが少し残ったので、地元チーズの盛り合わせも頼みました。白い小皿に入っているのは蜂蜜です。右側の赤い皮のスライスは洋梨でした。どちらもチーズに合わせて食べると美味しかったです。
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