2019年1月20日日曜日

2018年イタリア旅行記(4−1)フィレンツェ街歩き・午前中

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朝食後、ホテルのロビーが素敵なので写真を撮りました。柱時計の時間は合っていません。

クリスマスの飾りがあります。

ホテルの玄関から外を見たところ。

暖炉もあります。炎は本物ではありませんが、リアルですね。

フィレンツェ最後の日の街歩きに出発です。
ホテル前のウニタイタリア広場から路線バスに乗って、バルジェッロ国立博物館に向かいました。ウニタイタリア広場はなぜか駐車場になっています。


 記念碑が建っているのですが、何て書いてあるのかな?
とにかく今日も良い天気です。

 広場には最近トラムの駅ができたようです。空港に行けるそうですが、まだ試運転段階で乗れません。本当は11月中に運転開始予定だったとか。イタリアらしいです。

 バルジェッロ国立博物館前でバスを降りてチケットを買い、簡単な手荷物検査の後に入場しました。季節の良い観光シーズンには行列ができるそうですが、特に並ばずに入れました。

バルジェッロとは、16世紀の司法長官のことで、この建物は役所兼邸宅でした。入り口から入ると、その邸宅(3階建て)の中庭に出ます。中庭から続く1階にはミケランジェロの彫刻を中心にした展示室があります。


 季節の良い時には、ここも観光客であふれるのでしょうが、静かなものです。




展示室にはどこに誰の作品があるのか、解説があります。









主にルネッサンス期の彫刻を集めた博物館なので、すごい迫力です。
バルジェッロ博物館のHPはこちらです。



美術作品も素晴らしいですが、展示されている宮殿も素晴らしいので、余計に感動します。



海外から日本に来る美術展に行く気がしないのは、展示されている場所が味気ないからです。一度本場で、素晴らしい環境に飾られた美術品を観ると、そういう気持ちになります。

静かで豪華なバルジェッロでたくさん写真を撮って、じっくり鑑賞できました。まだまだ観るものはあるのですが、午後はアルノ川対岸を歩く予定なので、1時間ぐらいで出ました。

  バルジェッロ国立博物館の脇の道をアルノ川方向に歩いて行きます。
 ヴェッキオ橋がよく見える場所は、さすがに観光客であふれていました。



橋のすぐそばのバス停から小さな路線バスC4に乗って、次の目的地のカルミネ教会へ向かいます。旧市街の細い一方通行の道を走るミニバスに乗りました。運転が荒くて、怖いぐらいでした。

チケットはタバッキで買っておいて、乗ったらすぐに黄色い刻印機に差し込みます。

 対岸のサント・スピリト地区に着きました。

バスを降りたカルミネ教会前は殺風景な感じのする広場でした。

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会は、13世紀から建築が始められました。でも隣接するのブランカッチ礼拝堂と共に18世紀の火災で焼けてしまったそうです。しかしすぐ再建されました。そして火災を免れたブランカッチ礼拝堂のフレスコ画が有名です。



先ずはブランカッチ礼拝堂へ。入り口は狭いですが、中に入ると回廊があります。
ブランカッチ礼拝堂の解説はこちらです。
この一角に受付があって、入場料6ユーロを払って入ります。
礼拝堂の一番有名なフレスコ画のスペースです。

火災から免れた14世紀末のフレスコ画が鑑賞できます。かなり重要な歴史遺産のためか、監視員が目を光らせていて、壁にもたれたりする観光客に注意していました。



ガイドブックによるとこの礼拝堂は原則として予約制だということでしたが、特に何も制限が無くすぐに入れました。空いている時期だからでしょう。

狭い空間なのであまり長居できず、一度回廊に出てから隣の「最後の晩餐」の部屋に移動しました。

凶悪な顔をした猫がいますね。

お金の袋を持っているのがユダかな?

この部屋は誰も(監視員も)いませんでした。


 外の回廊の天井には古いフレスコ画がありますが、色あせていてほとんどわかりません。
犬の姿があります。

回廊の壁に可愛い天使の彫刻がありました。

竪琴を持って、楽譜を見ながら歌っていますね。

構内図の右側がブランカッチ礼拝堂のある区域で、左側がサンタ・マリア・デル・カルミネ教会です。

教会の方にも入ってみました。一度外に出て、正面から入りました。

 外側は質素な感じですが、中に入ると荘厳な雰囲気に圧倒されます。


誰もいないので、携帯用三脚を使ってオートシャッターで撮ってみました。本当に空いています。ブランカッチ礼拝堂の方が有名で、教会はあまり観光客が入ってきません。ゴージャスな空間を独り占めです。

そろそろランチタイムになったので、探しておいたサン・スピリト教会前のお店に歩いて行きました。徒歩10分もかかりません。
芸術作品盛りだくさんの午前中でした。

続く。

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