2019年1月17日木曜日

2018年イタリア旅行記(3−2)ルッカ散策

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ルッカでランチした後、また街歩きをスタートしました。
美術館や貴族の邸宅など色々行ってみたいところはあったのですが、昼休み中だったり、冬季は公開していなかったりが多かったです。
そこで、面白い塔に登ることにしました。グイジーニの塔です。塔の上に木が生い茂っています。
最初に訪れた大聖堂で、グイジーニさんの奥さんのお墓を参拝しました。グイジーニ家はルッカの領主だったので権力と富の象徴である塔を建てたようです。昔はルッカの街の中にたくさんの塔があったそうです。
真下から見上げるとこんな感じ。14世紀のレンガ造りです。

入場料は4ユーロ。
高さは50m近くあるけれどエレベーターは無く、こんな階段をひたすら登って行きます。ガイドブックによると、227段の階段だとか!
最後の方は狭くなっていて、なかなかスリルがありました。登っている時は私たちの他に誰もいなかったけれど、頂上に着くと若いカップルが一組いました。
植えられているかしの木は、樹齢100年ぐらいらしいです。水やりが大変そうですね。


 しかし良い天気で良い眺めです。


 ルッカの街は近代的な高層ビルが無くて落ち着いていて、素敵です。

 他の塔も見えますね。昔は林立していたのでしょう。


こんな小さな出入り口です。お相撲さんだったら通れないかも。
塔の上の面積はざっと見て6~7平方mぐらいでしょうか。
こういう塔は降りる方が怖かったりします。

塔を降りて散策しながら、街の繁華街にある教会に向かいました。

街の広場にクリスマスツリー。

面白い窓ですね。

小さな運河もありました。


古そうな建築です。

商店街はクリスマス飾りがきれいでした。

しばらく歩いて、美しい教会の広場に着きました。青空に白い姿が眩しいです。
 正面から見ると本当に美しいです。
サン・ミケーレ・イン・フォロ教会です。一番上に乗っているのは大天使ミケーレ(ミカエル / マイケル)です。
中に入れます。

 ここも人が少なく、落ち着いて観賞できました。


 美術館や博物館のように芸術作品を観ることができます。




 歩き疲れたのと、トイレ休憩で、教会広場のお洒落なカフェに入りました。

トゥーランドットというのは、プッチーニのオペラの名前です。



コーヒーに冷たい水が付いてきたのはウィーン風。


それから、ルッカの老舗お菓子屋さんで伝統菓子を3袋買いました。お友達へのお土産です。
試食用にいくつか買って食べてみて、美味しかったものを選びました。店員のマダムは英語が全くわからなかったけれど、身振り手振りで「包装してあげようか?」と言うのでお願いしたら、きれいに包んでくれました。包装紙にルッカの地図のイラストが描いてありました。
写真を撮らずにみんなにあげてしまったのは失敗しました。

それから近くのプッチーニの生家にも行ってみました。
銅像の後ろの建物が生家だそうです。しかし、偉そうなポーズの銅像だこと。
まあ、ルッカでは英雄なのでしょうね。
家の中は最近博物館に改装したそうですが、そろそろ帰りの電車の時間が近かったので入りませんでした。

この辺りがルッカの街の繁華街です。ここから駅に向かう城壁の門までが賑やかな通りです。
 途中の広場では露店が並んでいました。クリスマスマーケットではなく、日用品の市場でした。
 駅を目指して歩いて行きます。

広場の名前は、ナポレオン広場。ガイドブックには「ナポレオンの妹に由来する」と書いてありました。彼女はイタリア人と結婚したとか。
回転木馬もあります。

 夕焼けになってきました。

 城壁が見えてきました。
城壁に上がってみます。
こんな遊歩道が続いています。
 城壁の上から外を見ると、駅前の大通りが見えます。

城壁のサン・ピエトロ門をくぐり抜けて外側に出ました。

 朝、大聖堂に向かって歩いた道が見えます。
駅まではもうすぐです。
ルッカ駅を16:31発の近郊電車に乗り、フィレンツェに帰りました。

ルッカの街は中世の面影が残る落ち着いた雰囲気の街でした。観光シーズンから外れているので人も少なく、快適な街歩きができました。何と言ってもお天気が良かったのがラッキーでした。

続く。

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